冷凍食品で注意したいこと

冷凍食品は、冷凍に入れておくと日持ちがして、食べたい時に解凍して食べることができるのでとても便利です。でも、ずっと冷凍に入れっぱなしにしたままで味が落ちてしまったり、解凍に失敗したりなど注意する点がいくつかあります。


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冷凍やけ

冷凍庫内は乾燥しているため、長期間冷凍保存していると、食材の細胞から水分が抜け落ちてしまうのです。
細胞から水分が抜けた食品はパサパサの食感になってしまいます。そして、水分が抜けた細胞に空気が入り込み、たんぱく質が変化したり資質が酸化したりして風味が落ちてしまいます。これが冷凍やけです。


家庭用の冷凍庫は、庫内に霜が付かないように霜取りがあったり、ドアの開閉などで冷凍庫の温度が上下します。そのため、冷凍している食品が溶けたり凍ったりを繰り返し冷凍やけをしやすくなります。


冷凍やけを起こしにくくするコツ
冷凍食品の多くは賞味期限が1年くらいあります。しかし、一般家庭の冷凍庫で保管した場合、おいしく食べれるのはおよそ1ヶ月くらいが目安になります。
また、魚や肉などを冷凍するときは食材を直接ラップをして、できるだけ空気に触れないようにすると冷凍やけしにくくなります。
お肉などは、生のまま冷凍するより調理してから冷凍するほうが、味を悪くする酵素の働きが減らすので良いそうです。
そして、冷凍庫内の温度を一定にするために、冷凍庫内いっぱいに物を入れるようにして、温度設定は強めがおすすめです。


解凍方法
解凍も自然解凍より急速解凍のほうが良いそうです。※食材にもよりますが・・・

家で急速解凍をする方法はアルミホイルを使います。(アルミは熱伝導率が空気よりも1万倍あるそうです。)
食材をアルミホイルで包んでアルミ鍋の中で解凍すると、室温での自然解凍より早くなりおいしく解凍できるようです。

冷凍した食品もちょっとの工夫でおいしく食べることができるので、上手に冷凍保管を使っていきたいですね。





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