果物の糖度って何?

スーパーなどで果物を見ているとたまに糖度何%と書かれているものがありますよね。もし、見たことがない人がいたらすいません。果物の糖度って「甘さの目安なんだろうなぁ」というのは分かりますが、どれくらいからが甘くて美味しいんでしょうね。

そもそも、糖度とは青果物などに含まれる砂糖分の含有割合を表したものです。また、果物の甘味を含む糖質は、果糖やブドウ糖・ショ糖(砂糖)などがありますが、糖度はショ糖の量だけを測っています。糖質の甘さは、果糖やブドウ糖などいろんな種類によって違っているので、本当はすべての糖質の量を分析する必要があります。ですが、糖度は果糖・ブドウ糖・ショ糖の中で、中間の甘味をもっているショ糖を目安にしています。それでは、糖度が10%(度)と表示してあるものはどういう意味かというと、果汁100g中にショ糖が10g含まれているということになります。

糖度は甘さの目安にはなりますが一概には言えないところがあります。果物の中には「酸味」があるものがあります。たとえば、みかんなどの柑橘系では糖度が高くても酸味が強ければ、すっぱく感じます。極端な例で言うと、レモンは酸味が強いので糖度が高くても甘くは感じません。

その他のすいかやメロン。梨などの酸味が少ないものに関しては、糖度の高さが「甘味」につながるため美味しさの目安になります。

また糖度は、同じ品種の青果物であっても、その産地、収穫時期、土壌、天候、栽培方法などによって異なります。以下に書きました果物の糖度は参考程度に思ってください。


イチゴ : 8~10度
メロン : 12~18度
柿    :  16~18度
ぶどう : 17度
りんご : 13~17度
梨   : 12度
すいか : 11度
柑橘類 : 10~14度


ちなみにすっぱいグレープフルーツは、糖度が10~11度くらいあるからびっくりしますよね。





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