いやー寒い。最近とても寒くなりましたね。
私は寒い時期にはホットコーヒーを良く飲みます。
インスタントコーヒーでゴールドブレンドを良く買っています。
そこで、今回はインスタントコーヒーの製造方法の違いについてお話したいと思います。
インスタントコーヒーにはスプレードライ・フリーズドライ・アグロマート製法の3通りが
あります。
スプレードライ(ネスカフェのエクセラ等)
濃縮したコーヒー液を高温で乾燥させます。約25~40mの高さの、中が空洞になってい
る乾燥塔上部から高圧で霧状に濃縮コーヒー液を噴霧落下させます。その間に熱風を通して
コーヒー液粒の水分を蒸発させます。そうすると底に乾燥した粉末コーヒーができます。こ
の方法は、コーヒーを高温(200℃近くで)加熱して乾燥させるため、香りが飛んでしま
うことが欠点になります。
フリーズドライ(ネスカフェのゴールドブレンド等)
濃縮コーヒー液を冷凍した後、凍結状態のまま減圧していくと、揮発するものが液体を経ずに
抜けていきます(昇華)。それを粉砕したものがフリーズドライです。この方法は、乾燥を
低温状態で行うためコーヒーのフレーバーが保たれスプレードライよりも香りが良い。
アグロマート製法(AGFのブレンディー等)
スプレードライ粉末に微量の水分を与えてくっつけた後、再度乾燥させます。数の粒子が集ま
ってざくざくとした顆粒のインスタントコーヒーの粒ができます。スプレードライよりも粒子
が大きくなり、水に浮かばず溶けやすいのが特徴です。スプレードライのような気泡はなく、
水に溶けやすいのでアイスコーヒー用として使いやすい。
みなさんも今度インスタントコーヒーを飲む時は粉を良く見てみてください。
製造方法の違いによる香りの違いを感じてみませんか?