バターとマーガリンの違い

「バター」は生クリームを撹拌して脂肪分を固まらせたもの。

マーガリンは食用油脂を使ってバターに似せて作ったもの。

当初は「人造バター」とも呼ばれていました。

「バター」というのは「乳及び乳製品の成分規格糖に関する省令」で

「バターとは、生乳、牛乳又は特別牛乳から得られた脂肪粒を練圧したもので、

成分は乳脂肪分が80.0%以上、水分が17.0%以下、大腸菌群は陰性」のものと定められています。

それ以外のものは「バター」と表示することはできません。

一般的に「マーガリン」と呼ばれているものは、日本農林規格によって3規格が定められていて、

その概略は

「マーガリン」=油脂含有率(食用油脂の製品に占める重量の割合)が80%以上のもの。

「調整マーガリン」=油脂含有率が75%以上80%未満のもの。

「ファットスプレッド」=油脂含有率が75%未満のもの。風味原料(果実および果実の加工品、

チョコレート、ナッツ類のペーストなど)を加えることもできます。

現在、家庭用の代表的なスプレッドとしては

「ネオソフト」「コーンソフト」「ラーマ」などがありますが、

これらはどれも油脂含有率が75%未満で「ファットスプレッド」規格の製品です。

その他に、製菓・製パン用のハードタイプのものもありますが、

これは油脂含有率が高いマーガリン規格のものです。

その他に「コンパウンドマーガリン」といっておいしさや風味にこだわって、

バターや乳製品を配合したものもあります。

マーガリンの原材料としては、種類を問わず、大豆油、菜種油、パーム油などの食用植物油脂

および乳成分、食塩、乳化剤、着色料(βカロチン)、ビタミンA、香料、水が主なものです。

マーガリンは植物性原料が主であるため、バターに比べてカロリーも低いし、健康によい。

なんとなくそう思っていましたが、そうではないという説も出てきています。

マーガリンに含まれるトランス脂肪酸が、悪玉のコレステロールを増加させ、

心臓病などの原因となり、人体への危険性があるのではないかと言われています。


バターとマーガリンでは製品によっては油脂の含有率がちがいますので

炒め物やパン、お菓子作り等に向いてないものもあります。

一般的にバターの方が風味良く仕上がると言われていますが

、マーガリンやコンパウンド(マーガリンとバターを混ぜたもの)の方が

焼いたときに芳ばしい香りが強いこともあるようです。


マーガリンの良いところは、バターよりも風味やコクが軽く仕上がるということでしょうか。

お料理によって使い分けるとより美味しいお料理が作れると思います。


創健社 べに花ハイプラスマーガリン 180gArray
創健社 べに花ハイプラスマーガリン 180gArray

【C】アロマーデクレア500g(製菓・製パン・調理用無塩マーガリン)【低トランス脂肪酸低減製品】【乳化剤無添加】Array

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